2014年の開業以来、赤字経営が続いていた台湾の格安航空会社ブイエア(Vエア)と、親会社のトランスアジア航空は9日、取締役会を開き、ブイエアが今年9月30日をもって運航停止となることを明らかにした。
ブイエアは2014年1月に設立、同年12月に初めてとなる、台北(台湾桃園国際空港)-タイ・バンコク便を就航した。しかし、初年度の赤字は台湾元1億5500万元、昨年は5億6300万元の赤字、そして今年の第一四半期も1億5600万元の赤字となるなど、これまで累計で9億元近い赤字となっていた。
ブイエアの株式を100%所有する親会社のトランスアジア航空は9日、取締役会を開き、グループ企業の再建を加速させることで、シナジー効果を発揮させるため、ブイエアを今年9月30日限りで運航停止とし、トランスアジア航空が吸収合併することを決定したと明らかにした。
トランスアジア航空では、ブイエアの運航停止後、現行運航する9路線のうち、台北-チェンマイ便及び、台北-福岡便については、トランスアジア航空に移管するものの、残りの7路線については廃止となると説明した。
ブイエアでは、利用者の権益保障を原則として、既に予約した旅行者のトランスアジア航空の便への振替えあるいは払い戻しについて全力でサポートを行うとしている。
ブイエアによると、現在の9路線が全て運航停止となったのち、6万7千人の個人旅行者と1万3千人の団体旅行者が影響を受けると見られているということで、台北-バンコク、台北-釜山、台北-名古屋の3路線を予約した旅行者については全額払い戻しが可能という。また、その他の路線を予約した旅行者については、払い戻しあるいはトランスアジア航空の便への振替が選択できるという。
民用航空局空運組の韓振華・組長は、両社の合併後、旅行社と職員の権益は確保できると指摘、合併については、交通部に報告した後決定するとして、「路線、利用者の振替などの対応について合併計画をまず民用航空局に提出しなければならない。そしえ、利用者の権益が十分に確保される中で、我々は交通部に報告する。そして交通部が同意したのち、引き続き路線の移管を行う」と説明した。