中央研究院の翁啓恵・院長が、イスラエルのウルフ財団による化学賞を受賞した。ウルフ賞は優れた業績を上げた科学者、芸術家に与えられる賞で、農業、化学、数学、医学、物理学、芸術の6部門。
中央研究院の翁啓恵・院長は1日、イスラエルの国会で、イスラエルのシモン・ペレス大統領からこの化学賞を受け取った。台湾の人がウルフ化学賞を受けるのは初めて。
ウルフ財団の代理主席を務める、イスラエルのダン・シェヒトマン氏は2011年のノーベル化学賞受賞者。シェヒトマン代理主席は式典の中で、翁・院長の糖分子研究における大きな業績を紹介、酵素を用いて複雑な炭水化合物と糖たんぱくを合成し、大量の酵素反応を発明、生物学的方法でオリゴ糖を合成したことなどを説明した。
また、これらの成果はがんの研究、細菌とウィルスの感染および免疫機能などで応用され、ワクチンと治療方法の発展に新たな機会を与えたと称えた。
翁・院長は受賞のスピーチで、自身が台湾とアメリカで学んできたこと、研究の過程を簡単に紹介した上で、ウルフ財団からの高い評価、ならびに中央研究院の研究チームに感謝した。
式典には、中華民国の季韻声・駐イスラエル代表夫妻、台湾のオピニオン雑誌、「天下雑誌」の代表、台湾イスラエル商会代表らが出席した。