今年台湾で政権交代が起きたことなどから、中国大陸からの団体旅行客が減っている。政府はこれを受けて、東南アジアや日本からの旅行者呼び込みを強化する考え。
台湾の対日本窓口機関・亜東関係協会の蔡明耀・秘書長は30日、今年1月から7月までに台湾にやって来た日本人旅行者は延べ約75万人だったのに対し、台湾からの訪日客は延べ約210万人と大きな開きがあると指摘した。蔡・秘書長は、日本人旅行者の呼び込みに政府は力を入れてきたが、前提は「台湾が安全な場所であること」だと強調。蔡・秘書長は、「日本人旅行者を増やすためには大きな条件がある。それは、台湾が安心でき、安全で、人を引き付ける魅力あふれるところであることだ」と延べた。
蔡・秘書長は、昨年台湾にやって来た日本人旅行者は延べ約163万人だとし、今年は延べ180万人突破を目指す考えを示した。また、中国大陸からの旅行者の動向については、新政権の発足した5月20日から7月26日までで、中国大陸からの団体旅行客は前年比で約3割減っているのに対し、個人旅行者は1割増えており、全体では約15%減だと明らかにした。