6月2日(旧暦5月5日)は、台湾三大節句のひとつ、端午節。端午節にはさまざまな風習が伝えられている。
端午節の正午(11時から午後1時)に汲み上げた井戸水は「午時水」といわれ、これを飲むと病気にかかりにくいといわれ、美容にも効果があるという。また、端午節に欠かせない食べ物として、ちまきが一般に知られているが、このほかにも、健康に夏を乗り切るため、「午時菜」と呼ばれる、旬の青果(なす、いんげんなどの豆類、食用瓢箪、桃、スモモなど)を食べるのがいいとされている。
馬偕医院台北院区營養課臨床組の趙強・組長は、ちまき(粽子)、なす(茄子)、豆(豆子)、桃(桃子)、スモモ(李子)の五つは、端午節の「五子」と呼ばれ、この時期特有の旬の素材とされているが、とくに、ナスは酸化防止成分が含まれていて毛細血管を保護、強化する役目があり、いんげんは、漢方の考え方では腸内の健康改善に役立つほか、免疫力を高めるとされている、と説明している。
むかしから、旧暦5月は、季節の変わり目で、伝染病などが発生しやすいとされている。旬の野菜や果物を巧みに食生活に取り入れて、食生活のバランスをとり、規則正しい生活と運動の習慣をつけることで、免疫力アップを目指す古来の知恵は、今でも台湾に根付いている。