蔡英文・総統はさきごろ、米国のワシントンポストのインタビューの中で、中国大陸が92年コンセンサス(92共識)を認めるかどうかについて期限を定めているとされていることについて問われ、「期限を設けて中華民国政府に民意に反する条件を受け入れさせようとしても、その実現の可能性は大きくない」と述べた。
最大野党・国民党は23日、これに対し、「総統は、特定政党の一部の支持者におもねるのではなく、国家の発展を第一と考えるべきだ」と指摘、「92年コンセンサスは、この8年来の台湾海峡両岸の和平、安定的な発展における共通認識であり、かりに政権党が受け入れないのであれば、両岸の平和を現状の方法で今後も維持することができる、実務的でかつ実行可能な方法を責任をもって提示すべきだ」と強調した。
国民党はまた、92年コンセンサスがなければ、両岸の窓口機関及び両岸の対話メカニズムは皆、阻害されてしまうとして、仮に重大な事件に直面した際、無理やり事務的なメカニズムを設けたとしても、政策的な対話の多くは成り立たず、人々の生命、財産の保障をないがしろにすることになる、と警告した。
国民党はさらに、両岸の人々の感情、さらには生命、財産の安全を危険にさらすやり方に対して反対するとして、両岸の人々の利益、未来の発展を優先とし、両岸の為政者は冷静に思考し、人々のニーズに応えるべきだと述べた。