外交と国防面で問題が相次いでいることで、立法委員が蔡英文・総統に国情報告を求めている。野党・国民党立法院党団で主席副書記長を務める江啓臣・立法委員らは14日午前、記者会見を開いた。そして、新政権発足以来、台湾海峡両岸の意思疎通がスムーズに行えなくなったこと、雄風三型ミサイルが誤って発射されたこと、そして、南シナ海をめぐる仲裁裁判で中華民国台湾の主権が侵害される結論が出たことなど、外交と国防の面で様々な問題が起きているとして、蔡英文・総統に立法院で国情報告を求める立場を明らかにした。江・立法委員は、両岸関係、外交、国防は総統の職権で、蔡・総統は国会に国情報告をする必要があるとしている。
これに対し、与党・民進党籍の蘇嘉全・立法院長は報道陣に対し、総統が立法院で報告したことは過去に例がないとする一方、憲法ではこれは可能となっており、立法委員職権行使法にも関連の規定があるとして、必要な手続きを満たすならば討論は可能との見方を示した。
また、総統府の黄重諺・報道官は、過去に例がないことから厳粛かつ慎重に手配する必要性を指摘しながらも、立法院が決議するなら蔡英文・総統はそれを尊重すると述べた。