マンゴーの新品種「蜜雪」マンゴーが今年初めて発売された。
台湾のマンゴーの栽培面積は1万6000ヘクタールあまりに達し、6月から8月が収穫シーズンとなっている。ただ、国内外で流通する主要な品種「アーウィン種」、アップルマンゴーは病気にかかりやすく、保存期間も短いことから、海外へ輸出する上でのネックとなっている。
行政院農業委員会高雄区農業改良場では2001年から、アーウィン種のマンゴーの研究を行い、2013年5月、「高雄4号蜜雪」の育成者権を取得、この3年間、4人の生産者に技術移転し、大量に栽培を始めた。
今年、台湾最南端、屏東県の農家、潘さんは初めて「蜜雪」マンゴーの栽培に成功、インターネット上で販売された2000キロあまりは、またたく間に売り切れとなった。
高雄区農業改良場によると、蜜雪マンゴーの果肉の割合はアーウィン種とほぼ同様で70%から75%ながら、肉質はアーウィン種よりも繊細で、かつ繊維質は少なく、糖度も13度から17度とより甘くなっている。そして、保存期間もアーウィン種よりも4日から5日間長いという。
高雄区農業改良場の林景和・場長は「過去の品種の劣っていた部分を改良した。アーウィン種でいえば保存期間の短さという問題があり、これまでスーパーマーケットでは2、3日間しか販売できなかったが、この蜜雪マンゴーは6日から8日間販売できる」と説明した。
行政院農業委員会では、「マンゴーは輸送の際、炭疽病が発生しやすい果物だが、蜜雪マンゴーは抵抗力が強いため、海外への販売に向いている」と指摘、来年、再来年には、生産者の増加によって、収穫量が大幅に増えることが予想され、其の際には多くの消費者に蜜雪マンゴーの独特の風味を味わってもらえるとしている。