蔡英文・総統が、海軍の康定級フリゲート艦による南シナ海のパトロールは、国家の権益確保に対する決心を示すためだと強調した。
中華民国政府は12日、南シナ海におけるいわゆる「領有権」に関する仲裁裁判の結果が出た後、14日に予定していた海軍の康定級フリゲート艦による南シナ海でのパトロール任務を13日に繰り上げることを決定した。
蔡・総統は13日午前、台湾南部・高雄市左営区の海軍基地にある艦隊指揮部を視察、フリゲート艦に乗船、兵士に向け談話を発表した。
蔡・総統は「今回、南シナ海へ向けたパトロール任務を前倒しで行うことの意義は特別なものとなった。なぜならば、南シナ海情勢に変化が起きたからだ」と指摘した。
蔡・総統はさらに「仲裁裁判の判断、特に太平島に対する認定は南シナ海の島々、及び関連の海域におけるわが国の権利を大きく損ねている。この船は中華民国を代表し、皆の制服は国民からの付託を表す。今回のパトロール任務は国の利益を守る台湾の人々の決心を示すためだ」と述べた。
蔡・総統はその上で、南シナ海問題について、「我が国は多方面による話し合いを通じて、平和的に争いを解決することを主張している。我が国は平等な話し合いという基礎のもと、関係する国・地域と共同で南シナ海地域の平和と安定の促進に努めたい」と強調した。