台風1号による農業の被害額が台湾元9億元を上回っている。行政院農業委員会は10日、台風1号による農林水産業、畜産業の損害額は台湾元9億1717万元(日本円約28億8000万円)に達したと明らかにした。最も多いのは台風が上陸した、南東部の台東県が全体の79%、7億2703万元(日本円約22億8000万円)。次いで、南部・高雄市の7893万元(全体の9%)、さらには南部・屏東県が7627万元(同8%)だった。
農作物全体では7億5549万元、そのうちシャカトウという果物が4億6717万元と大きな被害を受けた。次いで被害が大きかったのはバナナ、パパイヤなど。畜産業の損害は384万元で、主には鶏と豚。林業の損害は2719万元だった。
農業での民間施設などの損害は1億673万元で、養鶏施設が2083万元の損害。行政院農業委員会はすでに、台東県、屏東県を再建のための現金補助、低金利ローンの対象とすると発表している。
なお、蔡英文・総統は10日、台東県の被災状況を視察、特に離島の緑島、蘭嶼は外部とのアクセスが不便で、物資や人的資源の投入が難しいとして、行政院が被災地支援の拠点をこの二つの島におき、最短期間で被災した人たちの生活正常化を支援するよう命じた。