台風1号が台湾南部を横断したことで、南部の各地で被害が伝えられている。中央災害対応センターが9日午後にまとめたところによると、台湾全域で1万9000戸が停電。440戸が断水している。ほぼ全て、台風が上陸した南東部の台東県に集中。9日夜には復旧できる見通し。農業面での損害は台湾元8億元近く。そのうち台東県が6億7000万元で最も深刻。
台東県で被害が集中していることを受け、中央災害対応センターの指揮官を務める葉俊栄・内政部長は9日、政府関係部会の代表を集めて対応会議を開き、同県各都市の復旧、後片付けの他、損傷した家屋の修繕を支援するよう求めた。
林全・行政院長は9日、台東県と南部・屏東県の被災状況を視察、夕方に中央災害対応センターに戻った。林・行政院長は、台風警報は解除され、政府の取り組みは災害対応から被災地再建へと移ったと指摘、関係部会が迅速かつ確実に、そして進んで地方自治体を支援すると共に、政府の支援活動の周知にも力を入れるよう指示した。中央災害対応センターはこれにより解散、政府各部会の常設メカニズムによる対応に切り替わった。