台北市で建設が中断しているドーム型球場について、台北市政府が契約の破棄に向けた作業チームを発足させる。台北市のドーム型球場、台北ドームコンプレックスはBOT方式で遠雄グループが建設していたが、昨年、柯文哲氏が台北市長に就任すると、公共の安全性に問題があるとして、昨年5月、すでに棟上を終えていたドームの工事を中止する命令を行った。現場はその後野ざらしとなっている。
台北市は今年6月8日、遠雄グループで台北ドームコンプレックスの建設と運営を行う遠雄台北ドーム公司に大使、安全性の問題で改善するかどうかについて1ヶ月以内に回答し、3ヶ月以内に改善を終えるよう要求した。遠雄台北ドーム公司は5日に書面で回答、改善への意欲を表明したが、台北市政府は改善に関する具体的な説明がないと反発。
台北市政府は7日午前、遠雄台北ドーム公司は無条件での工事再開を求めているだけで、問題の解決に向けての誠意が見られないと批判、契約破棄に向けての作業チームを発足させて今後の対応を検討すると明らかにした。台北市では3ヵ月後、すなわち9月8日になっても遠雄台北ドーム公司が改善を終えられなければ、台北市政府はただちに問題の具体的な解決に着手することになるとし、契約破棄を示唆した。
遠雄グループ側は、建設許可を得ていたにもかかわらず、建設停止の命令を受けたことを不満としており、台北市政府に賠償を求めている。双方の対立姿勢が深まっており、台湾初のドーム型球場の完成がきわめて難しくなってきたものと見られている