台湾でアジアパイプオルガンコンテストが初めて開催される。
台湾パイプオルガン協会は、2010年、アメリカ・オルガニスト協会(AGO)の台湾分会として設立された。そして、同協会はこの6年間、台湾のパイプオルガン演奏家に、より多くの演奏の機会を与えること、そして、海外の著名演奏家による台湾での演奏会開催に尽力してきた。
台湾パイプオルガン協会の蔡純慧・理事長によると、台湾でパイプオルガンは普及しておらず、大学の神学部を卒業したプロのパイプオルガン演奏家は10人に満たないという。しかし、3年前に協会が初のパイプオルガンコンテストを開催した際、決勝進出者を対象にした指導を快諾したフランスの世界的な演奏家、オリヴィエ・ラトリー氏は、台湾の演奏家のレベルは高いと賞賛、アジア全体のコンテストを開催するよう提言した。
台湾パイプオルガン協会はこれを受けて、アジアパイプオルガンコンテスト実施を決定。コンテストは12月31日まで出場者の応募を受け付け、来年1月31日に決勝大会出場者6名を発表、決勝大会は来年7月19日に台北市にある国家コンサートホールで行われる。審査員はラトリー氏が務めるという。
蔡・理事長によると、国家コンサートホールのパイプオルガンは修理が終わり、また、来年末には高雄市衛部営の国家芸術センターがオープンしてアジア最大のパイプオルガンが姿を現す。蔡・理事長は、こうした中でのアジアパイプオルガンコンテスト開催は理想的なタイミングで、台湾、そして台湾のオルガンの実力を世界にアピールする機会だと期待した。