外交部が、ケニアで勾留されている台湾の人を中国大陸側が連行しようとしていることに警戒を強めている。
ケニア政府は4月、電話詐欺に関与したとして逮捕され、後に無罪判決を受けて釈放された中華民国台湾の国民45人を中国大陸側に引き渡した。そして、ケニアでなお勾留されている5人については6月6日に裁判所で審理が行われるはずだったが、その後、7月5日に延期された。
外交部西アジア・アフリカ司の陳俊賢・司長は5日、南アフリカにおける中華民国大使に相当する陳忠已・駐南アフリカ代表がこの件への対応で、6月30日にケニア入りしているが、中国大陸側はこの5人を強引に中国大陸に連行しようと手を尽くしていると述べた。陳・司長はそして、「我々と中国大陸側は非常に激しく争っている。我々も当然行動をとっており、一部で具体的な成果も出ている」と述べた。
陳・司長は、この件は既に国際的な主要メディアも報じるなど、ケニア政府もプレッシャーを感じているはずだとして、最善の努力をし、様々な準備をしていくと強調した。
こうした電話詐欺は中国大陸の人をターゲットにしており、被害が中国大陸に集中していることから、中国大陸側は容疑者の引渡しを要求している。