飛行安全委員会が、昨年2月に起きた、トランスアジア航空機の墜落事故の原因は人為的な過失とする最終報告を発表した。昨年2月4日、台北松山空港から離島の金門に向かって飛び立った、トランスアジア航空のGE235便は離陸直後、松山空港から約5.5キロメートル離れた基隆河に墜落、乗客と乗組員43人が死亡、15人が重軽傷を負った。また、地上の人2人もこれによって怪我をした。
飛行安全委員会は1年5ヶ月の調査を経て、30日に最終的な調査報告を発表、事故原因は人為的な過失と結論付けた。それによると、GE235便は離陸後、最初の上昇過程において2号エンジンに異常が生じたものの、パイロットたちはマニュアルどおりの緊急対応をして故障内容を確認しなかったことで判断を誤り、正常に作動中の1号エンジンを停止させた。それにより高度が足らない中で、エンジンの再起動ができず墜落した。
飛行安全委員会の王興中・主任調査官は、「操縦室で様々な会話が交わされているが、明らかに二人のパイロットの認識は一致していなかった。もう一人のパイロットも後ろにいたが、状況を把握していなかった。高度600フィートの段階で二つのエンジンにいずれもパワーがない状態だったので、そこから対応しても間に合わなかった」と説明した。
飛行安全委員会はまた、トランスアジア航空の安全飛行に向けたリスク管理の企業文化には大きな欠点があると指摘、航空機の飛行を認めない状況、条件を政策に明確に定めるよう求めた。墜落したのはATR社の双発プロペラ機、ATR72-600。