蔡英文・総統が、パラグアイが台湾の南米市場開拓の拠点となることを希望した。
蔡・総統は28日、パラグアイのオラシオ・カルテス大統領を表敬訪問し、カルテス大統領からパラグアイの初代大統領の名を冠した勲章(Collar Mariscal Francisco Solano Lopez)を授けられた。また、カルテス大統領と共同声明に署名したほか、両国の航空運輸協定の締結式典にも立ち会った。
蔡・総統はあいさつの中で、パラグアイは中華民国との友好関係が最も深く、協力関係が最も緊密な友好国の一つだと指摘、民主化のプロセスにおいて、両国はほぼ同様に憲政改革や政権交代を経験し、その成果は共に国際社会から評価、賞賛されているとして、似た発展プロセスは両国の友好関係をより貴重なものにさせていると述べた。
蔡・総統は、両国の今後の関係発展について「パラグアイは南米南部共同市場(メルコスール)の正加盟国であり、豊富な天然資源と広大な土地、そして資質の高い若い労働力がある。台湾には成熟したハイテクノロジーと発展までの豊富な経験がある。両国は今後、政府と民間企業の力を結合させ、手を取り合うことで、メルコスールそしてアジア市場開拓に向けた基地となり、互恵の協力関係を共に創りあげたい」と述べた。
蔡・総統はその後、パラグアイの国会で演説を行った。蔡・総統は「台湾とパラグアイの友好関係を深めるため、衛生検疫の規定をクリアするという前提のもと、台湾はパラグアイ産牛肉の輸入割当を段階を追って増やす方針だ」と明らかにした。
蔡・総統によると、台湾とアスンシオン大学が協力した「飼料生産計画」により、元々競争力を持っていたパラグアイの牛肉は、よりいい価格で他の牛肉生産大国と競争できるようになったという。