イギリスの国民投票によるEU欧州連合離脱の決定を受け、経済部が、韓国との公平な競争に期待している。立法院外交及び国防委員会は27日、経済部の沈栄津・次長の報告を受けた。沈・経済部次長は、国民投票の結果はポンドの値下がりにつながり、イギリス全体の購買力にも影響するだろうが、台湾の輸出のうちイギリス向けは1.35%に過ぎず、影響は限定的との見方を示した。しかし、長期的に見た場合、イギリスの内需やEU、米国、中国大陸、日本など世界経済への影響も考えられ、それによって台湾も打撃を受ける可能性があるとして、イギリスのEU離脱に関するイギリスとEUの交渉の行方を見守る考えを強調した。
一方で、沈・次長は、イギリスのEU脱退により、イギリスと韓国との自由貿易協定は交渉のやり直しになる可能性があり、台湾と韓国がイギリスをめぐって公平な競争ができるようになると予想、「こうした機会を利用してわが国の輸出市場をアセアンや南アジア、トルコなどの新興市場へと分散していける」と期待する一面も見せた。
経済部はまた、政府はイギリスからの投資呼び込みにも努力するとし、特に洋上風力発電、再生可能エネルギー、バイオ医薬などをターゲットとする考えを示した。