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唐奨・漢学賞はW・ド・バリー教授に

  • 20 June, 2016
  • Editor
唐奨・漢学賞はW・ド・バリー教授に
唐奨の漢学賞はド・バリー教授に

台湾の大手企業の経営者が東洋のノーベル賞を目指して設けたタン・プライズ(唐奨)の漢学賞に米国のウィリアム・セオドア・ド・バリー教授が選ばれた。タン・プライズの第ニ回受賞者は今月18日から4日間に渡って発表されている。中央研究院の院士でタン・プライズ選考委員会の総召集人、李遠哲氏は20日、タン・プライズの漢学賞受賞者を発表した。受賞したのは、ウィリアム・セオドア・ド・バリー教授だった。

李遠哲氏は、「ド・バリー教授のこれまでの著書30冊近くのうち多くは画期的な貢献と影響をもたらした。国際的な儒学の研究に大きな貢献をしている」とたたえた。

受賞者を紹介した中央研究院の王徳威・院士によると、ド・バリー教授は、儒学は現代化の障害ではなく、東アジアの文化の資本だと主張している。ド・バリー教授はまた、「中国」には西側社会の自由主義こそ欠落しているが、自由を無視しているわけでもないと見ており、特に明の時代の理学は自由志向のさまざまな価値を残し、多くの儒家と新たな儒家が「未来の声」と称して政治的パワーの乱用に対抗するきっかけになったと指摘したという。

王徳威・院士は、「過去4、50年における、『中華人民共和国』の異なるイデオロギーに基づく様々な運動と混乱に対し、ド・バリー教授は自身の儒学に対する認識を堅持してきた。それは1970年代と80年代に指標となる作用をもたらした」と話した。

ド・バリー教授は、西側の視点で世界の文明の方向を見たり、リードしたりすることはもはや多元的な文化主義が流行する現在にはそぐわず、異なる文化の間で対話して、合意できる点を探っていってこそ、人権と公民社会の価値を示すことができ、世界の様々な危機を解決できると考えているという。

タン・プライズ教育基金会主催のタンプライズは二年ごとに発表され、「永続的発展」、「バイオ医学」、「漢学」、「法治」の四つの分野の受賞者を選出している。各受賞者に台湾元5000万元(約日本円1億6000万円)の賞金が与えられる。タンプライズ教育基金会は18日から四つの分野の受賞者を発表している。21日には「法治賞」受賞者が発表される。

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