台湾プロ野球の義大ライノズが16日、球団を手放すことを決めたと明らかにした。ライノズは義聯グループが2012年年末に興農ブルズを買収して誕生。一年目の2013年には、米国でプレイし、大リーグ経験もある胡金龍・選手、3Aだった高国輝・選手らと契約、さらには大リーグのレジェンド、マニー・ラミレス選手を加入させて野球ファンを驚かせた。ラミレス選手は結局前期のみで帰国してしまったが、その加入は低迷していた台湾プロ野球の観客動員数を一気に回復させる起爆剤となった。前期は見事優勝。その後、徐生明・監督が急死、台湾シリーズでも惨敗して年間王者にはなれなかった。
今年前期はトップを独走していた中信兄弟に終盤追いすがり、逆転優勝に望みをつないだが、最後の11試合中10敗するという大失速。16日の声明文では、この10敗が球団経営見直しの引き金になったことが指摘された。台湾プロ野球は今年、過去27年で二度しかない、観客数1試合平均6,000人以上を達成する勢い。しかし、選手の年俸も上昇しており、すべての球団の赤字体質は変わらない。企業としての総合的なメリットに期待し、チームを引き受ける企業が現れるか注目される。