林全・行政院長が、第一原子力発電所の運転再開はコンセンサスが得られてから検討するとしている。第一原子力発電所の一号機は2014年12月に定期的なメンテナンスに入ったが、燃料棒を固定する金具が一カ所脱落していたことで検査と修理を行なった。2015年4月には行政院原子力エネルギー委員会が検査して運転再開に同意したが、その後、立法院教育及び文化委員会での報告が出来ず、17ヶ月にわたって運転が止まっている。
しかし、猛暑の夏を迎え、電力不足の懸念が出てきたことから、政府が運転を再開するかまえを見せ始めている。林全・行政院長は先ごろ、「運転年限は延ばさない。安全性を確保する」ことを前提とした運転再開の可能性を示唆し、環境保護団体の不満を引き起こした。
林・行政院長は7日、立法院での質疑応答で、環境保護団体とはすでに話し合ったとし、2025年の非核国家実現の目標は不変で、第一原発と第二原発の運転期限は延長しないこと。しかし、原発の退役までには一定の発電効率を保ち、また一切の方法を尽くして電力の調達問題を解決すること。そして、第一原発の一号機は安全性が確認され、社会のコンセンサスが得られてから運転再開を検討することを強調した。