林奏延・衛生福利部長が、招待状問題でWHOに抗議の書簡を提出した。WHO世界保健機関の年次総会、WHAは現在、スイスのジュネーブで開かれている。中華民国台湾はオブザーバーとしてこれに参加しているが、今年は招待状が届くのが遅れた他、その文面に、「一つの中国原則」が記されていたことで、台湾では反発が高まった。
25日夜、林・衛生福利部長は23日に政府を代表して抗議の書簡をWHOの法律顧問に手渡し、WHOのマーガレット・チャン事務局長に届けるよう要請していたことがわかった。林・衛生福利部長は、この書簡では、台湾のWHA参与は専門性と実務的、そして貢献できるという原則に基づくもので、政治もしくは「一つの中国原則」とは関係がないことを訴えていると説明。また、招待状が届くのが遅れたことについても抗議したということ。
一方、WHA開催期間中、中国大陸からの代表との会談が実現しなかったとについて、林・衛生福利部長は、理由はわからないとしながらも、「会談は毎年行っているわけではなく、台湾はすでに50近くの国、団体と二者会談を行っており、この数は悪くない」と話した。
林・衛生福利部長は一方で、技術性の会議に出席した代表団のメンバーは、中国大陸側のメンバーと接触しており、全体的には中国大陸側の善意を感じることができたと感想を述べた。