第14代正副総統就任祝賀大会でのイベント内容が、民間団体のクレームで変更された。20日に総統府前で行われる祝賀イベントでは、「台湾民主行進曲」と銘打たれた演目があるが、その中で、過去に起きた、民間の政府に対する抗議活動が取り上げられていることについて、これらの抗議活動に関わった団体が19日、総統府前で記者会見を開いて批判した。
批判したのは、台湾農村陣線、全国工場閉鎖労働者連線などで、これらの団体は、人々がつらい思いで行った運動を総統就任のイベントで演じるのは主催者側がこうした運動を踏み台にする行為であり、おごりそのものだと指摘。これらの団体は、過去の抗議活動の中で、「政府を解体する」と叫んだことをあげて、「民進党が反省しなければ次に解体するのは民進党政権だ」と不満をぶつけた。
これを受けて、新たな政権下で総統府の報道官を務めることが決まっている黄重諺氏は19日、「社会運動についての部分は調整し、取りやめた」と述べて、問題の部分は演目から外すことを明らかにした。黄重諺氏は、この演目の狙いはこの歴史を再現し、自らを、そしてすべての人々に国民の声を軽んじてはいけないと戒めることだったと釈明した。