張善政・行政院長が、民進党のイデオロギーの強さに不快感を示した。20日の政権交代を控え、19日に内閣総辞職案を提出した、行政院の張善政・院長は13日、ラジオ番組のインタビューを受けた。国民党と民進党の関係の先行きが注目される中、張・行政院長は自らの政治的立場も交えて語った。
張・行政院長は、かつて行政院国家科学委員会高速コンピューターセンターに勤務していた時期、スーパーコンピューター導入に関して国民党の立法委員から圧力をかけられたり、口ぞえを頼まれたりしたことで、国民党の立法委員への印象が悪く、2000年の総統選挙では、民進党の陳水扁氏に投票したと明らかにした。しかし、ここ2年は、立法院での質疑における民進党の立法委員たちのイデオロギーが強すぎると感じており、印象が悪いと強調した。
張・行政院長は土木工学が専門だが、IT分野での経歴も持っている。2012年に入閣し、2014年12月に行政院副院長に就任。今年1月の総統選挙、立法委員選挙で与党・国民党が大敗し、毛治国・行政院長辞任を受けて行政院長に就任した。行政院長としての3ヶ月あまりの施政実績が評価されており、今後、政界に残るかどうかが注目されている。父親は1949年以降に国民政府と共に中国大陸から渡ってきた「外省人」で、母親はそれ以前から台湾に住む「本省人」。このため、張・行政院長は、自分は特に決まった政治的立場はないと話している。