林全・次期行政院長が、中国大陸観光客の減少について、観光客の多元化にはプラス面もあるとしている。
新政権誕生後、台湾を訪れ中国大陸の観光客数が大幅に減少するとの懸念が広がる中、次期行政院長の林全氏は9日、「台湾海峡両岸は善意を持ち続け、互いに相手側について理解し、我が事のように互いの問題を捉え、そしてできるだけ双方が共に恩恵を受けられるようにすべきだ」と述べた。その上で、「善意のない環境は双方の経済にとって不利になる」と指摘した。
林氏は、「中国大陸の観光客の減少が仮に、経済的な要因のためではないなら、不確定な要素になる。このような不確定要素があったら、台湾の観光業者は中国大陸観光客の受け入れに警戒心をもつようになり、産業対策を調整することになる。その結果、新たな観光客を開拓することになる。これも悪いこととは言えない」という見方を示した。
林氏はさらに、台湾の観光業が十分かつ安定した収入を得たいと思うならば、いかにして過当競争を避け、高品質化させていくかを考えるべきだ。環境づくりさえしっかりとできれば、中国大陸以外の観光客は台湾を訪れるはずだ。政府もこうした国家や地区向けにビザ免除措置などを実施したり、これらの国でPRをするなど、民間と力を合わせて共に努力することができるだろう」と説明した。