WHO世界保健機関は23日にスイスのジュネーブで開幕する年次総会WHAに中華民国台湾の衛生福利部長をオブザーバーとして招く書簡を発送、衛生福利部は9日午前にこの招待状を受け取った。衛生福利部(衛福部)は、9日中にもインターネットと通じた参加申し込みを終えると共に、すみやかに返事の書簡を送ることにしている。
この書簡では、今月20日に発足する新政権の立場を加え、台湾の態度を明確に説明するという。衛生福利部の王哲超・報道官は9日、「返答では、我々の代表団のメンバーについて説明する資料をWHO本部に送る。その他の内容については新政権の立場と、各界で一致した意見を尊重し、それをまとめる予定だ」と話した。
また、代表団のメンバーについて、衛生福利部国際合作組の許明暉・主任は、「衛生福利部疾病管制署、国民健康署、食品薬物管理署からもメンバーを派遣する。また、医事司、中央健康保険署からも出席する」と述べた。
一方、WHAにおける外交面での取り組みについて、外交部の侯清山・次長は9日午前、立法院外交委員会での答弁で、中華民国台湾は、「台湾は中国の一つの省」といった言い方は受け入れたことがないと述べ、WHAに出席した際には何らかの立場表明をすることを示唆した。また、外交部国際組織司の徐佩勇・司長は、今年も引き続き抗議の立場を伝えていくと話した。
なお、まもなく発足する新たな行政院の報道官に決まっている童振源氏は8日、四つの立場を表明した。それは、①台湾の人たちの健康と国際社会参与の権益は政治的枠組みによって制限されてはならないこと。②WHO事務局からの書簡にある、国連2758号決議を基礎とした「一つの中国」原則と台湾のWHA参与に関連性があるとは思わないこと。③台湾は新政権の衛生福利部長を出席させるが、それはWHO事務局の一つの中国原則を受け入れることを意味しないこと。④WHOの書簡と「一つの中国」原則を結びつけることは必要ではないと考えること。