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WHA招待状に「一中原則」、対応に注目

  • 07 May, 2016
  • Editor
WHA招待状に「一中原則」、対応に注目
次期総統はノーコメント

WHO世界保健機関の年次総会、WHAからの招待状が発送されたが、そこに「一つの中国」原則(一中原則)が但し書きとして記されていることで、台湾は対応を迫られてた。中華民国台湾の駐スイス代表処の幹部職員は6日、WHO世界保健機関は6日に中華民国台湾の衛生福利部長をオブザーバーとしてWHOの年次総会、WHAに招待する書簡を発送したと明らかにした。WHAはスイスのジュネーブで23日に開幕する。

中華民国の代表団は台湾時間の20日夜に出発する予定。例年のパターンならば、代表団の団長は総会三日目、25日午前にスピーチすることになる。

これについて総統府の陳以信・報道官は6日夜、招待状が送られることは、台湾海峡両岸が「92年コンセンサス(92年合意)、一つの中国・各自解釈」を基礎とした善意の継続を意味していると述べた。

しかし、この招待状には「国連2759号決議」での一つの中国政策が記されていることが7日になって明らかになり、対応が注目されている。行政院の張善政・院長は7日、国連2759号決議の「一つの中国政策」における「一つの中国」とは「中華人民共和国」で中華民国ではないと指摘、招待状は、今月20日以降に政権与党となる民進党にすでに渡しているとして、出席するかどうかの判断を委ねる考えを示した。張・行政院長はまた、民進党がこの国連決議に対する立場も明らかにするよう希望した。

なお、中共国務院台湾事務弁公室のスポークスマンはこれについて、過去7年は「一つの中国原則」の下で、台湾のWHA出席を手配してきたと述べている。

これに対し、行政院大陸委員会はプレスリリースを出し、台湾が2009年からオブザーバー参加できるようになったのは、国民の努力と、国際社会、中国大陸側の支持があってのものだと説明。大陸委員会はまた、両岸は過去8年間、「92年コンセンサス、一つの中国、各自解釈」を基礎に実務的に問題を解決してきたと指摘、この「一つの中国」の「中国」とは中華民国のことだと改めて強調した。

中華民国台湾がWHAにオブザーバー参加できるようになったのは馬英九・総統が総統に就任した翌年の2009年から。今年、招待状の発送が遅れたのは、中国大陸側が「92年コンセンサス」を認めない蔡英文・次期総統、及び政権与党となる民進党をけん制するため、WHOに圧力をかけたことが原因とする見方も。

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