立法院の蘇嘉全・院長が、沖ノ鳥礁をめぐる問題で、知恵を用いた解決に期待した。日本の安倍首相の実弟、岸信夫衆議院議員が5日に中華民国台湾を訪問、6日には、立法院の新たな議員連盟、台湾・日本交流聯誼会設立大会に出席した。
立法院の蘇嘉全・院長は、台湾と日本はいずれも環太平洋地震帯上にあり、しばしば地震の脅威にさらされると指摘、被害が起きた場合はつねに互いに助け合っており、こうした友情はますます深まっていると評価した。蘇・立法院長は、「絆」という字は日本語で深い感情的なつながりを示しているとして、台湾と日本の関係を「絆」と形容。
蘇・立法院長は一方で、「絆」で結ばれていはいても争いや衝突はありうるとして、そうした場合は互いが知恵を用いて解決できるよう希望した。蘇・立法院長は、「我々は、台湾と日本の双方が良好な交流をいっそう深めていくだけでなく、争いや衝突を知恵を以って解決し、関係の悪化が広がらないようにできることを願う。日本の友人たちはこのメッセージを日本に持ち帰ってほしい。台湾でもどうすれば適切に争いを処理し、互いの利益を促進できるかを考えるべきだ」と話した。
また、この団体の栄誉会長を務める王金平・立法院前院長は、台湾の国際組織参加を日本が積極的に後押ししてくれるよう希望、また、争いについては双方が理性的かつ知恵をもって解決できることを望んだ。
蘇・立法院長及び王・前立法院長の話に対し、岸信夫氏は、台湾と日本の間にはさまざまな問題があるとしながらも、双方が知恵を集めて困難を克服し、より堅実な関係を築けるよう期待する立場を示した。