マレーシアの特使が電話詐欺の疑いで逮捕した台湾住民を中国大陸側に引き渡したことについて謝罪した。マレーシアが電話詐欺の疑いで逮捕していた台湾住民のうち32人が4月30日、中国大陸に送られた。先ごろのケニアでの詐欺事件に続いて、台湾海峡両岸の司法管轄権の問題が再びクローズアップされている。
外交部の侯清山・次長は2日、メディアに対し、マレーシアの首相の東アジア担当特使がこの身柄引き渡しまでの手続きについて、「自分としても意外に感じた」と話していたと同時に、中華民国政府に謝ったことを明らかにした。侯・外交部次長によると、この特使は個人的な意見として謝罪したという。
法務部は、これらの台湾住民32人は現在、中国大陸・広東省の留置場に拘束されており、中国大陸側は、台湾が代表団を組んで中国大陸を訪れ、問題解決に向けて話し合うよう書簡で求めてきていると説明した。台湾の代表団は向こう1週間以内に出発できるという。