中央研究院の翁啓恵・院長が汚職の容疑で出国を制限された。バイオ技術の企業、台湾OBIファーマは先ごろ、乳がんの免疫治療薬の試験で結果が芳しくなかったことで株価が暴落する事態となった。中央研究院の翁啓恵・院長の娘がこの株式を、結果が出る直前に売却していたことが明らかになり、翁・院長にはインサイダー取引などの疑いがかかっている。
検察当局は20日、翁・院長、OBIファーマの張念慈・董事長ら11人を事情聴取し、21日に士林地方検察署で改めて事情を聞いた結果、翁・院長を汚職や背信の罪で起訴する方針を固めた。翁・中央研究院院長はこれにより、身柄は拘束されないものの、午前6時半には出国制限の措置がとられた。
これに対し、行政院の張善政・院長は一日も早く真相が明らかになるよう希望した。
翁・院長の進退問題について張・行政院長は、翁・院長は馬英九・総統との面会を希望していると述べ、行政院長としては翁・院長の去就にコメントしなかった。