中共の圧力によりOECDの会議から締め出された問題について、経済部が国際社会に向け、再発防止を訴えした。
中華民国台湾は18日、ベルギーのブリュッセルで行われている経済協力開発機構(OECD)とベルギー政府の主催による「鉄鋼の生産能力過剰と構造調整に関するハイクラス会議」に出席した。しかし、中国大陸の代表団から退席を求められた。
経済部の鄧振中・部長は20日、立法院経済委員会で、事件の経緯について、「中国大陸の鉄鋼の生産は過剰となっており、低価格で世界各国に販売し、生産国は皆頭を悩ませている。現在、国際社会では中国大陸に対し、100あまりの訴訟が起こされており、OECDでは今回の会議で、主にこの問題を討論する予定だった。」と説明した。
鄧・部長によると、中華民国はこれまで、この国際鉄鋼会議において、「チャイニーズタイペイ」の名称で「参加者(participants)」として参与、一方の中国大陸は「被招待者(invitee)」の立場で参加してきたといい、この会議における台湾の地位は、中国大陸よりも高く、台湾には参与の権利があるという。
鄧・部長はさらに、「初日午前の会議は順調だったが、午後の会議の前、主催国のベルギーが、台湾の代表者は位が低すぎるとして、会議に参与するにふさわしくないと言ってきた。我が方は台湾の鉄鋼産業政策を決める工業局の責任者が参加しており、その地位は他国の代表と比較しても遜色なく、こうした指摘には到底納得出来ず抗議した。」と説明した。
鄧・部長は、「経済部では、中国大陸が鉄鋼政策において非常に深刻な問題を抱えているため、台湾が会議でこうした政策を批判することに加わるのを嫌い、ベルギーに圧力を掛けたと考えている」と説明した。
鄧・部長はそして、台湾は国際社会において、貿易パートナーとしてしっかりと責任を果たしてきた、と強調。ベルギーはその後、我が国の代表団に対して、不適切であったと謝罪をしてきたとして、国際社会は今回の事件を戒めとし、将来同様の事件が発生しないようにしてほしいと希望した。