馬英九・総統が、ホンハイ(鴻海)精密工業のシャープ買収が台湾と日本の企業提携に新たな時代をもたらすよう期待した。馬英九・総統は11日、日本の対台湾窓口機関・交流協会の大橋光夫会長と会見した。馬・総統は、中華民国台湾と日本は過去46年で61の協定を結んでいるが、そのうち28は自らの総統任期中に締結したと説明、特に台湾・日本漁業協定は40年にわたって懸案だった漁業問題を解決したとその意義を強調した。
馬・総統はその上で、日本は中華民国台湾にとって三番目に大きい貿易パートナーであると同時に、台湾に技術をもたらす最も重要な国の一つだと強調、このほど台湾のホンハイ精密工業が日本のシャープを買収することになったことについては、これを機に両国の企業提携が新たな時代を切り開いていくよう期待した。
馬・総統は、「双方が経済面で特に重視しているのはホンハイ精密工業とシャープの結合だ。シャープの技術にホンハイ精密工業の管理が加わり、両国の企業提携に新たな時代が切り開かれることに期待している」と述べた。
馬・総統はまた、過去5年、日本における原発廃止の動きに関心を寄せていると明らかにした。馬・総統は、日本は東日本大震災から核廃絶を目指すようになり、天然ガスの大量な輸入を行ったが、貿易収支が赤字に転じたことで今では原発の段階的な再稼動を決めていると指摘、環境の似通った台湾にとって大きな教育的意義があったと強調した。
馬・総統は最後に、政府と国民は慰安婦問題に関心を持っているとした上で、日本の安倍政権が韓国と合意したことは勇気ある大きな一歩だと評価、この問題で台湾に対しても何らかの進展があることに期待を示した。