馬英九・総統が東シナ海の離島、彭佳嶼を再び訪れて、主権と平和と堅持していくことを宣言した。馬英九・総統は2012年8月に、東シナ海平和イニシアチブを発表、東シナ海における関係各方は主権争いを棚上げして、平和的な手段で争いを処理し、仕組みを作って資源を共同開発するよう呼びかけた。 そして2013年4月10日、台湾と日本は台北市内で第17回漁業会談を開き、台湾・日本漁業協定を締結した。
この協定締結から10日で3年となるのを控え、馬英九・総統は彭佳嶼を再度訪問、9日午後1時半に到着した。馬・総統は、彭佳嶼の気象台、灯台、機動巡邏ステーションを訪れたあと、東シナ海平和イニシアチブの記念碑の除幕式を行い、談話を発表した。
馬・総統は、まもなく3周年となる、台湾と日本の漁業協定締結により、釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)の海域で40年にわたる懸案だった漁業問題を解決したと説明した。馬・総統はさらに、彭佳嶼が釣魚台列島に最も近く、地質も共通していることは台湾本島北部の海岸山脈の延長線上であることを示すとその意義を強調した。馬・総統は、「これらの島々はいずれも台湾本島北部の海岸山脈にある。観音山や大屯山が海中に延びてから盛り上がった部分だ。だから冗談ながら、大屯山、観音山と縦走して北上していけば釣魚台列島にたどりつくということだ」と話し、彭佳嶼の意義を説明した。
馬・総統は前回、2012年9月に彭佳嶼を訪れたときのことに触れ、当時は東シナ海平和イニシアチブを実現していくための具体的なステップを示し、その後台湾と日本は漁業協定を結ぶことができたと紹介、世界からもこれは評価されており、今はこの経験を南シナ海で実践したいと述べた。馬・総統はそして、台湾海峡、東シナ海、南シナ海の三つの海の平和を維持し、台湾のソフトパワーを世界に示したいと強調した。
馬・総統は、釣魚台列島への視察は「機が熟していない」と述べて実現に否定的な見方を示す一方、協定締結以降、釣魚台列島周辺で台湾と日本がトラブルになることはほぼなくなったと指摘、「これこそ最大の進歩ではないか」と評価した。