馬英九・総統が、太平島を岩礁だとするフィリピンに視察を呼びかけた。馬英九・総統は7日午前、フィリピンのフィデル・ラモス元大統領と会見した。中華民国台湾が南シナ海において実効支配する太平島について、フィリピンは中国大陸を相手取って常設仲裁裁判所に求めた「仲裁」の中で、島ではなく岩礁だと主張している。馬・総統はラモス元大統領との会談の中でこれについて触れた。
馬・総統は、太平島には飲用可能な淡水があり、十数種類の野菜や果物を栽培していること、また、鶏、羊、犬を飼っていることや数百本にわたる熱帯の大きな木があることを重ねて説明。島には病院、郵便局、観音堂も作られ、国連海洋法条約121条が定める島としての要件を完全に満たすと強調した。
馬・総統は、「3月23日に内外のメディアに太平島を公開した後で、自分はフィリピン政府が政府の代表か弁護士に太平島を視察させるよう正式に呼びかけた。フィリピンの人は太平島に来たことが無く、誤解しているのではと考えたからだ。我々はまた、今回の『仲裁』を担当する常設仲裁裁判所の人員5人も太平島に招きたい。彼らに太平島では生活が可能であることを知らせたいのだ」と述べた。
馬・総統は一方で、フィリピンの近年の経済成長を賞賛、経済協力協定締結への意欲を示すと共に、RCEP東アジア地域包括的経済連携がアセアン以外にメンバーを拡大する際には、ラモス氏が台湾の参加を後押ししてくれるよう要請した。