外交部が、中国大陸に交流の妨害をしないよう呼びかけた。交通部の陳建宇・部長は7日、立法院交通委員会での答弁で、台湾を訪れる中国大陸の人が減少傾向にあることを認めた。陳・交通部長は、中国大陸側は、中国大陸の人が台湾にやってくる際に必要な手続きの面で妨害を行っていると指摘した。陳・交通部長はまた、報道陣に対し、今月下旬からは減少傾向がさらに顕著になり、3割以上減る可能性があると述べた。
陳・交通部長はこうした状況を受けて、中国大陸側に三つの呼びかけを行った。陳・交通部長は、「中国大陸側は、観光交流と台湾海峡両岸の関係をイコールで見ないよう呼びかける。また、両岸交流の中での何らかの措置で、両岸の人々の感情を損なわないよう呼びかける。そして我々は観光業の安定した継続的な発展を望んでおり、中国大陸側は観光産業に影響するような措置をとらないよう呼びかける。この『すべきでないこと三つ』を守ってこそ、両岸の観光交流は順調な発展が可能になる」と述べている。
一方、交通部観光局は、両岸関係の不透明性の他、台湾の観光業が直面する課題として、世界景気の低迷、アジアの旅行市場の成長鈍化、東南アジアからの観光客呼び込みのためのガイド不足、台湾の旅行業者の電子商取引の発展が遅れていることなどを挙げた。観光局では、これら課題に対し、消費促進措置で国内旅行を活性化することや、東南アジアの人たちを対象にした入国ビザ取得手続きの簡素化、新たな観光客の開拓などで対応していく考えを示した。