最高裁判所が初めて、死刑が求刑された被告を法廷に出頭させた。一昨年5月21日にMRT台北新交通システムの車内で無差別殺人事件を起こした犯人はすでに二審までに死刑が言い渡されている。この事件では4人が殺害され22人が怪我を負った。最高裁判所はこれまで、死刑を判断する裁判で被告を出頭させたことはないが、今回は被告に審理を聞く権利、また意見を述べる権利を与えるべきとして異例の対応をとった。
この裁判の焦点は、これまでの裁判で、国立台湾大学付属病院による精神鑑定報告に証拠能力があるとする判断が法律に違反してないか、取り調べ過程において犯人に弁護士の協力が無かったことが法律に違反していないか、従来の判決である死刑は適切かどうかなど。
犯人の弁護士は、最高裁判所が犯人を出頭させたことは、生命権への尊重である他、正当な法律手続きを保障するものと評価した。犯人は遺族たちに謝罪すると共に、死刑を望んでいたが弁護士の努力に協力することにしたこと、そして、勾留されている法務部矯正署での服役者に対する待遇への不満を訴えた。最高裁判所による判決は22日午前10時に言い渡される。