台湾出身で、米プロ野球界でプレイする王建民・投手が3年ぶりに大リーグに復帰することになった。カンザスシティ・ロイヤルズは米中部時間の3日、開幕メンバー25人のリストを発表、王建民・投手も選ばれた。
王建民・投手は2006年と2007年にニューヨーク・ヤンキースで2年連続19勝をあげ、大リーグを代表する投手の一人となったが、2008年の試合中に足に大怪我を負って以来、満足な状態で投げられなくなった。その後はチームを転々としているが、大リーグでの登板は2013年を最後に、ここ2シーズンは3Aでのプレイが続いていた。これまでに契約したチームは、ヤンキース以降、ワシントン・ナショナルズ、トロント・ブルージェイズ、シンシナティ・レッズ、シカゴ・ホワイトソックス、アトランタ・ブレーブス、シアトル・マリナーズ。
36歳の王・投手は昨年オフから体を鍛えなおし、今年移籍したカンザスシティ・ロイヤルズのオープン戦で安定したピッチングを見せていることで、大リーグ復帰が期待されていた。王・投手はコントロールが安定した他、全盛期に近い、150キロ以上の高速シンカーが戻ったといわれている。
大リーグ復帰が決まった王建民・投手は3日、報道陣に対し、「1日に知らされた時にはとてもうれしかった、夢のようで実感がない」と冷静に喜びを語った。また、主に先発投手を務めてきたこれまでと異なり、中継ぎの役割が求められていることについては、2日から3日に一度は投げられるよう肩を作っておきたいと話した。
王・投手は、努力が報われたとして、これからは与えられる機会をしっかり把握し、大リーグで投げ続けていきたいと強調。また、コンディションについては、投げている感じは2005年や2006年と同じようだと話している。
今季のオープン戦で王建民・投手は先発2試合を含む9試合に登板、15イニング投げて奪三振9、四球2、本塁打1本を含む15本の安打を打たれているが、自責点は4点に抑えた。防御率は2.40で、オープン戦では王・投手の過去最良の成績だった。
王・投手が3年ぶりに大リーグ復帰を果たした知らせを受け、次期総統の蔡英文・民進党主席も自身のフェイスブックで、「自ら勝ち取った舞台だ」と称えて激励した。