台湾の漁船がインドネシアの公船による銃撃を受けた問題で、外交部が書面による説明を求める屏東県琉球船籍の漁船、「聖徳財号」と「連億興116号」は21日早朝にマラッカ海峡におけるインドネシアの排他的経済水域を航行中、インドネシアの巡視艇による銃撃を受けた。幸い船員は無事だった。
これについて外交部の林永楽・部長は25日、報道陣に対し、インドネシア側は、発砲は標準的な作業手順に則った行動だと説明していると明らかにした上で、書面による明確な説明を求める考えを示した。林・外交部長は、「我々は書面での説明を求める。あるいは関連の証拠を提出させ、インドネシア側の言い方を確定させる」と話した。
これらの船はすでにシンガポールに到着、中華民国の政府関係者が事情を聴いた結果、行政院農業委員会漁業署の黄鴻燕・副署長は25日、「連億興116号」は銃撃されたが弾はあたっておらず、台湾に戻ると明らかにした。「聖徳財号」は10数発の弾痕が残っているが、シンガポールで修繕した上で引き続き漁を続けるという。
インドネシア側が、漁船は国旗を掲げていなかったとしていることに対し、黄・副署長は、国際海洋法は義務付けていないと反論。また漁船の位置追跡システムによれば、当時これら漁船は操業していなかったと判断できると説明した。黄・副署長は、「システムから当時の速度が5ノットだったことがわかる。5ノット以上で航行していたので、操業はできないはずだ」と話している。
外交部の林永楽・部長は、双方の言い方に大きな食い違いがあるとして、漁業署が関連の情報を集めてから双方の言い分をつき合わせて確認する考えを示した。ただ、事実の如何にかかわらず、インドネシア側の過度な武力行使は受け入れられないと強調した。