中華民国政府が、初めて外国メディアを南沙諸島の太平島へ招待、同島は島嶼であることをアピールした。
フィリピンは現在、中国大陸を相手取り、南シナ海の領有権に関する「仲裁」を国際常設仲裁裁判所に申し入れており、同裁判所は今年、判断を下すとされている。この仲裁でフィリピンは、中華民国の南シナ海における固有の領土、太平島について「島嶼」ではなく、「岩礁」だと指摘している。
これに対し、馬英九・総統は1月、太平島に上陸、法律上、島嶼であることを改めて強調した。そして、外交部は23日、国際社会における発言権を高めるため、外国メディアを太平島に招待した。中華民国政府が海外メディアを太平島訪問に招いたのは初めて。
今回太平島を訪問したのは米国のCNN、ウォール・ストリート・ジャーナル、AP通信、ブルームバーグ、フランスのAFP通信、イギリスのフィナンシャル・タイムズ、トムソン・ロイター、カタールのアルジャジーラ、日本の共同通信社、読売新聞の各社。
太平島訪問には、外交部の令狐栄達・次長、総統府の陳以信・報道官及び外交部国際伝播司の林晨富・副司長が同行した。メディア関係者を乗せた専用機は23日朝6時10分、台北市の松山空港を離陸、7時10分に南部、屏東県の屏東基地に到着、さらに専用機に乗り換え太平島へ向かった。そして、午前11時に太平島の太平島空港に到着、3時間滞在し、午後2時に引き返した。