ユニバーシアード大会に向けて、8つの県・市が感染症防止ネットワークを立ち上げる。学生のオリンピックとされるユニバーシアードは来年8月19日から30日まで、台湾北部の台北市を開催地として行われる。台北市、同じく北部の新北市、桃園市、新竹県、新竹市の75の会場には、180カ国・地域から選手と観光客がやってくる。
台北市衛生局は21日、大会開催期間中に感染症が広がるのを防ぐため、2015年に韓国のクアンジュ(光州)で行われたユニバーシアードを参考に、「三つの検査と三つの防護」体制を整えると明らかにした。「三つの検査と三つの防護」とは、入国時の検疫、選手村に入る際の検疫、発熱検査、並びに衛生面での教育と広報活動、呼吸器と手の衛生強化、医療資源の整備などの措置を指す。
台北市衛生局の許朝程・主任秘書は、「アフリカではエボラ出血熱、MERS(コロナウイルス)などの恐れがある。東南アジアや中南米ではジカ熱などだ。これらはいずれも我々の防護体制が注意する点だ。選手たちの入国には当然、標準作業手順があり、小冊子を渡すなどして、選手たちに自分が台湾の防疫システムに加わったことを理解させる」と話した。
台北市衛生局によると、すでにこの手順の他、感染症患者が出た場合の病院ネットワークや防疫物資の在庫確保についても決定済み。台北市、新北市、基隆市、桃園市、新竹市、新竹県、苗栗県、宜蘭県の北部8県・市が共同で感染症防止ネットワークを整える。また、万一感染症が発生した場合は、これら自治体が衛生福利部疾病管制署など中央政府と協力して、感染症の拡大を抑え込むことにしている。