馬英九・総統が、中米議会で演説、平和な両岸関係のメリットを強調した。馬・総統は、総統任期中最後の外遊となる中米の友好国、グアテマラとベリーズへの訪問を行っている。グアテマラ訪問二日目となった台湾時間の16日午前、馬・総統は中米議会に招かれ演説を行った。
中米議会は中米の政治、経済、社会、文化及び安全保障に関する地域性フォーラムで、メンバーは中米議会会員国の議員のほか、各国の元正副首相、大統領クラスも含まれており、大きな影響力を持っている。
馬・総統は演説の中で。総統就任以来、台湾海峡両岸関係の改善に積極的に取り組み、中華民国の憲法の枠組みの下で、「92年コンセンサス、一つの中国、各自解釈」を基礎に、両岸関係の発展を推し進めてきたと述べた。
馬・総統はそして、「双方は絶えず関係を改善し、相互信頼関係を築いてきた。そして、昨年11月7日、シンガポールで、中共の指導者、習近平氏との会談が実現した。双方は、台湾海峡の平和な関係の確保、両岸関係の現状維持について非常に重要なコンセンサスに達した。両岸関係の改善は、地域の平和にとっても非常に重要な意義を持つ」と述べた。
馬・総統は、両岸間の関係改善のメリットについても触れ、「非公式」な関係であれば、中華民国は国交樹立国が中国大陸と貿易関係を築くことに反対しないとの立場を示した。
馬・総統はまた、中華民国政府は近年、東シナ海、南シナ海における平和イニシアチブを提示したほか、国際社会においても人道支援の役割を担っていると強調した。
馬・総統は、「昨年、われわれはドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチ及びホンジュラスに向け合計4000トン以上の米を支援した。また、パナマとパラグアイに対しても、これらの国で水害や干ばつが発生した際、直ちに支援を行った」と説明した。
馬・総統はさらに、「中華民国はかつて援助を受ける側であったが、現在、『愛の輸入国』から『愛の輸出国』へと変わろうとしている。世界平和のために中米議会と共に努力したい」と述べた。