かつてアメリカ大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースでエースとして活躍した、台湾出身のピッチャー、王建民・投手の大リーグ復帰に期待が高まっている。王・投手は2006年と2007年にヤンキースで2年連続19勝をあげたが、2008年のシーズン中に足を大けがして以降、万全な形で投げることが難しくなった。その後移籍を繰り返したものの、2014年からは大リーグでの登板実績は無い。今季はカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約をして大リーグの開幕メンバー入りを目指している。
王・投手は米国中部時間の14日、シカゴ・ホワイトソックスとのオープン戦で6回に登板、1イニングを投げて無失点だった。王・投手のオープン戦登板は4試合目、合計6イニングを投げて、被安打6ながら自責点は1で、奪三振5、四球1と安定したピッチングを見せている。防御率は1.5。
注目されるのは王・投手のボールのスピードが全盛期に近づいていること。投げるたびに球速が上がり、14日の試合では得意のシンカーで95マイル、約153キロを記録した。ロイヤルズは昨年、復活したメドレン投手、ヤング投手などの活躍もあってワールドシリーズを制した。ロイヤルズのヨスト監督は、「次に復活するピッチャーは誰か」と聞かれ、「王建民だ」と即答するなど、王・投手の大リーグ復活に大きく期待しているという。