台湾最北端、新北市石門区の沖合いで座礁したコンテナ船から12日間で燃料などを抜き取るもよう。コンテナ船の「徳翔台北」号は今月10日、石門区の外海で座礁、重油や燃料が海にもれ出ていないかを確認に向かった内政部空中勤務総隊のヘリコプターが墜落して二人が死亡、3人がけがをする二次災害が起きている。
行政院環境保護署が15日に明らかにしたその後の調査の結果によると、船には400トンあまりの重油と40トンあまりの軽油が積まれているがまだ海に流れ出ていない。しかし、船の後部船底に裂け目ができており、油が流れ出して海を汚染する恐れがあるため、環境保護署では船主が気象条件の許す中で、速やかに油を抜き出す作業を進めるよう要請した。現在の見通しでは油を完全に抜き出すまでに12日間は必要だということ。
環境保護署水質保護処の陳俊融・科長は、「15日から油を抜いてもらえるよう要請したが、午前中は強風で波が高く、まだ待機中だ。安全が確認されてから作業員が船に移って油の抽出用パイプを設置する。それから抜き出すことになる」と述べた。
船が座礁した際、すでに約14トンの油が流れ出しており、海岸の一部では幅約1キロメートルにわたって油が流れ着いている。環境保護署は、新北市環境保護局が100名以上を動員して清掃に当たっており、すでに6割を除去したと説明。現在は船会社がその作業を引き継いでいるという。