次期総統に決まっている民進党の蔡英文・主席が、親民党の宋楚瑜・主席と会談、年金問題などについて意見を仰いだ。
宋・主席は蔡・主席とともに、1月の次期総統選挙に立候補したが、当選を果たせなかった。5月20日の総統就任を控え、蔡・主席は9日、親民党の宋楚瑜・主席への訪問を皮切りに野党党首訪問の旅を始めた。宋楚瑜・主席はかつて台湾省政府主席などの要職を歴任し、直接選挙で選ばれた唯一の台湾省長でもあった。
蔡・主席は、会談の目的について、「宋・主席と国家の未来の方向、そして今後直面する大きな課題について意見交換したい。」と説明、「政党のトップ同士の交流により、政党間のコミュニケーションをよりスムーズにすることができるとともに、一つのプラットフォームを築くこともできる。このプラットフォームを通じて、国家、社会が直面する多くの課題、ひいては危機になる寸前の喫緊の課題についても話し合うことができる」と期待した。
蔡・主席は宋・主席と一時間半にわたって密室会議を行ったのち、合同記者会見を行った。
蔡・主席は、「宋・主席は総統選挙期間中の政見討論会で多くのビジョンを明らかにしていた。今日二人は再度これらの重要な問題について意見交換し、これら重要な課題に対する2人の考えは非常に近いことがわかった。年金問題、教育システム、そして司法制度を含む、国家が今直面している多くの改革の問題に対する考え方が特に近い」と説明した。
蔡・主席は、年金問題に関する話し合いについて、「宋・主席は年金問題について、歴史的な流れを説明してくれた。今後、年金問題を処理する上で、これまでの流れを理解できるだけでなく、より行き届いた配慮もできるようになるはずだ。宋・主席は、将来、われわれが関連の問題を処理する際にはサポートしてくれると話してくれた」として、謝意を示した。