馬英九・総統が、慰安婦問題の真相を明らかにし、教訓を忘れないよう呼びかけた。台湾で初めてとなる、元慰安婦の人権運動の資料を保存した博物館、「阿嬤の家-平和と女性人権館」が世界女性デーである8日に、プレートの除幕式を行った。
長期にわたって元慰安婦の問題に関心を寄せてきた馬英九・総統は招きに応じて出席。馬・総統は挨拶の中で、この博物館の開設は重大な意義を持つと強調、十数年前に台北市長を務めていた時にこの博物館のために場所を探したがうまくいかなかったと明かし、今日ようやく出来上がったことで台湾の慰安婦たちの歴史に新たなページが加えられたことになると喜んだ。
馬英九・総統は、「この歴史は何としてもしっかりと残して皆に理解させねばならない。それは報復のためではない。我々はよく戦争を記念するが、それは侵略を記念するためではなく、みなが真相を知り、戦争の教訓を忘れないようにするためだ」と述べた。
馬・総統は、中国大陸や韓国に比べれば台湾の慰安婦は少なかったが、これは人数の問題ではなく、人権と人道の問題だとし、台湾の元慰安婦たちに正義を取り戻させ、二度と同じようなことが繰り返されないようにすることを希望した。
馬・総統はそして、自分は反日派ではないと強調、ただ是々非々で、日本が相手の立場に立ってくれるよう望んでいると述べ、当時は「日本国民」だった台湾の人たちで兵隊や慰安婦になった人たちが不公平な待遇を受けているのに我々が声を上げなければ誰も彼らを助けてくれないと訴えた。馬・総統は、日本は昨年、侵略や殖民統治について謝罪したが、慰安婦については直接述べられていないとして、日本は元慰安婦たちのためにより多くのことを、よりよくできるはずだと日本側の対応を望む立場を示した。