張善政・行政院長が、ダライ・ラマ14世の来台を拒むことはないとしている。与党・国民党の主席補欠選挙に立候補している陳学聖・立法委員はこのほど、チベットの指導者、ダライ・ラマ14世を対象に中華民国台湾が自主的に入国ビザを発給するよう求める署名運動を発起した。ダライ・ラマ14世の台湾での布教活動で、台湾におけるチベット仏教界の夢をかなえるとしている。
馬英九・総統退任前に入国ビザを発給するかどうかについて聞かれた、行政院の張善政・院長は1日、ダライ・ラマ14世はすでに3度台湾を訪れており、台湾に善意を持っているとして、ダライ・ラマ14世を招くことはよいことだと述べた。一方で張・行政院長は、申請がなされたならば来台目的次第で政府の関連部会が検討することになるとしている。
張・行政院長は、「(ダライ・ラマ14世が)来られないわけではない。来て何をするのかによって、外交部、内政部、行政院大陸委員会が検討するだろう。一度に何でも受け入れるわけにはいかない。過去にこうした例はないができる限りのことをする。時間的な考慮はない」と述べ、すべては来台目的次第との見方を示した。張・行政院長は、ビザ申請の受理にはオープンな態度でいることを強調すると共に、妙な政治的理由で来台を拒むことはしないと明言した。
中国大陸側からの圧力がかかる懸念について行政院大陸委員会の夏立言・主任委員は、「中国大陸のダライ・ラマ14世の海外訪問についての立場は周知のとおり」としながらも、中華民国の訪問を希望する人には中華民国の手続きで対応すると述べ、圧力には屈しない姿勢を示した。
ダライ・ラマ14世の台湾訪問については、現時点でビザの申請は出されていないということ。