1947年に発生した、当時の国民政府軍による流血鎮圧事件、二二八事件から28日で69周年となる。二二八国家記念館は27日、「王添灯紀年輯」、「二二八記者劫」、「二二八事件文献目録解題」など事件に関する四冊の新刊書籍発行に関する記者会見を行った。
王添灯さんは、日本占領時代、茶葉の販売で財を成し、政治活動を支援。台湾の人びとの権益向上のために地方自治聯盟に参加した。戦後は民意代表に就任、雑誌を発行し、二二八事件発生後には「事件処理委員会」の宣伝部長として当時の陳儀・行政長官と幾度も会談を行った。しかし、1947年3月10日早朝、自宅で逮捕され殺害された。記者会見には王添灯さんの孫、王贊紘さんが出席。祖父の身に起きたことを人びとに広く知ってもらうことで、祖父が多くの人びとの心の中で生き続けることを希望すると語った。王さんは人びとが時の権力者を監督することで、台湾をさらに良くしていってほしいと希望した。
また、記者会見に出席した考試院の姚嘉文・前院長は、「台湾はこうした書籍を通じて、悲劇を教訓としなければならない。そして、こうした過ちを二度と犯してはならない」と訴えた。
228事件の期間、20冊以上の出版物が発行禁止となり、マスコミ関係者は政府により殺害あるいは無実の罪で捉えられたとされており、二二八事件紀年基金会が出版した「二二八記者劫」は、事件で犠牲となったこうした記者及びその家族の口述をもとに構成されている。また、「二二八事件文献目録解題」は、二二八事件に関する莫大な資料を網羅、詳細な解説が掲載されており、研究者の研究のための手引書となっているという。