行政院の張善政・院長が、中国大陸側が中華民国憲法に言及したことを前向きにとらえる姿勢を示した。中共国務院のいわゆる外相、王毅氏はこのほど訪問中の米国ワシントンで講演した。王毅氏はその席上、質問に答え、「台湾の新たな執政者が5月20日以降、自らの方式で、彼ら自らの憲法に基づき、台湾海峡両岸関係の平和的な発展を引き続き推し進めたいとの立場を表明するよう希望する」と述べた。
「彼ら自身の憲法」とは中華民国憲法を指しており、王毅氏は、「彼ら自身の憲法が定める、中国大陸と台湾は一つの中国に属することを受け入れるよう望む」としている。
これについて、行政院の張善政・院長は26日、報道陣に対し、王毅氏が、次期総統の蔡英文・民進党主席が憲法の枠組みの下で、両岸関係を推進するよう期待したことを前向きにとらえる姿勢を示した。
また、このところ、中国大陸側が中国大陸から台湾を訪れる観光客を制限しているとのうわさが伝えられていることについて、張・行政院長は、中国大陸からの旅行者の問題は政府も注意を払っているところだとし、政府はできる限り中国大陸側と意思疎通をして、両岸の観光に影響が出ないように努める考えを示した。