総統府が、蒋介石・元総統のメモリアルホール、中正記念堂の施設に損傷を与えた政党関係者を強く非難した。自由台湾党の蔡丁貴・主席らは25日、中正記念堂の文物記念館の壁に赤いペンキで、かつて政治的迫害を受けた被害者の名前を書いた。蔡氏らは警察に連行されて事情を聞かれている。
総統府の陳以信・報道官は26日、中華民国は民主的な法治国家で、台湾は多元的かつ自由な社会だと指摘した上で、言論の自由は保障されているが、それは理性と平和、法治の限界を越えることはできないと批判した。
蔡氏らが、「正義の転換」の第一歩と主張していることを受け、陳・報道官は、何かの転換を言い訳にしながら、恨みを広め、対立をあおるような言動は暴力で暴力を制する結果を招くだけだと非難、台湾の社会により多くの傷をもたらすと警告した。さらに陳・報道官は、蒋介石・元総統は台湾の祖国復帰を実現し、台湾を守り、発展させてきたのであり、台湾への貢献は否定できないと指摘、一方で、政治家にパーフェクトな人物はおらず、功績もあれば過ちもあるとして、是々非々でとらえることこそ最も理性的な態度だと訴えた。