最大野党・民進党が「国父(建国の父)」、孫文・博士の肖像画を無くすことを提案していることに対し、与党・国民党が全力で阻止する姿勢を示している。中華民国台湾では政府機関や教育機関などに、孫文・博士の肖像画が飾られているが、民進党の高志鵬・立法委員はこのほど、孫文・博士の肖像画を無くすよう主張して注目を集めている。
国民党の代理主席を務める黄敏恵・女史は23日、プレスリリースで、陳水扁・前総統は2004年に孫文・博士が中華民国建国の父だと公の場で宣言していたにもかかわらず、民進党は政権交代が決まるとすかさずこの問題を持ち出しており、これはエスニックグループの対立をあおる最も荒っぽいやり方だと非難した。そして、エスニックグループをもてあそぶような議案が法案となるのを全力で阻むよう国民党の立法委員全員に指示したと明らかにした。
国民党中央委員会文化伝播委員会の林奕華・主任委員は、民進党の行為は闘争の考えに満ち、対立を扇動するものとしている。林・主任委員は、「国民党の立法院党団は全力で否決する。なぜならこの件は、中華民国の歴史を否定し、中華民国を消し去ろうとするものだからだ。我々立法院党団の立場から言えば当然、全力で否決する」と述べた。
黄・国民党代理主席は、民進党の蔡英文・主席に対し、人々が民進党による政権を支持したのはよりよい生活と尊厳のためであり、中華民国を消し去るためではないと強調した。