総統府と次期総統の蔡英文氏が、釣魚台列島が中華民国の領土であると強調した。李登輝・元総統が2014年に日本で出版した書籍、『李登輝より日本へ 贈る言葉』の標準中国語版、「余生:私の生命の旅と台湾の民主の道」がこのほど台湾で出版された。
李・元総統はこの本の中で、「釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)は台湾に帰属していない」と指摘、「釣魚台列島を台湾の領土と主張する人は台湾の無知な政治家がほとんどだ」と批判した。
総統府の陳以信・報道官は17日、この指摘について、「地理的、地質学的、歴史的そして国際法のいずれの点からみて、中華民国政府が釣魚台列島の主権を持っていることは疑いのない事実だ。我が国の釣魚台列島に対する主権を否定するいかなる発言も、国家の主権を損ない、国家を侮辱する行為であり、中華民国政府及び国民はいずれも受け入れられない。中華民国政府は釣魚台列島が台湾に属し、中華民国の固有の領土の一部分だと一貫して主張してきた。我が国の主権には確固たる裏付けがあり、いかなる国家、人も否定することはできない」と強調した。
なお、次期総統選挙の当選者である最大野党・民進党の蔡英文・主席も17日、この件について問われた。蔡・主席は、「この件に関する民進党の立場は明確だ。釣魚台列島は台湾に属している。」と述べた。