倒壊したマンションを建てた建設会社の元社長ら3人が拘束された。
台湾南部で6日未明に発生したマグニチュード6.4の地震では、台南市で大型マンションが倒壊するなど、複数箇所で被害が出ている。
台南市政府消防局災害対応センターの統計によると、10日午後4時の時点で死者は46人に達しているが、このうちこのマンションの倒壊現場の犠牲者は44人、今なお100人近くが瓦礫の下に閉じ込められていると見られている。なお、このマンション倒壊事故の原因については、手抜き工事により耐震姓が不十分であった可能性が指摘されている。
台南地方裁判所検察署では8日夜に、このマンションを建設した建設会社の元社長や建築士など3人を召喚、業務上過失致死の疑いに加え、口裏合わせの恐れがあることから9日、身柄を拘束する申し立てを行った。これを受け、台南地方裁判所は9日夜、3人の拘束を決定、面会や外部との連絡も禁じた。
台南地方裁判所検察署の調査によると、このマンションの設計は今回召喚した建築士が行ったものではなく、この建築士が名義を貸し与えて行っていたという。また、構造計算書と鉄筋の配置図に明らかに違いがあり、梁と柱をつなぐ鉄筋の数が構造計算書の半分しかないなど強度が著しく不足し、耐震性に影響を及ぼしていたことがわかったという。